つもっとキャット

ツマとオットとキャットのあれこれ

当ブログには一部広告が含まれます

百英雄伝Rising レビュー

あの幻想水滸伝のスタッフが再集結!

百英雄伝のKickstarterは大熱狂しましたね。幻水好きのツマももちろん支援しました。完成するのが楽しみです。

 

ちょっと勢いから乗り遅れた感じがしますが、百英雄伝の前日譚、百英雄伝Risingをプレイしました。

Kickstarterの時点でコンパニオンゲームがなんとかかんとか…って出てるのは知ってましたが、何のことやらさっぱり理解できずに購入していませんでした。スマホのソシャゲみたいなもんだと思ってた。

それが先日遂に公開され、各プラットフォームのストアでダウンロード購入もできるように!そこでやっとこさどういうゲームなのかを理解したので、セールに便乗して購入しました。

今回はそのレビューです。

 

百英雄伝って何?

そもそもの話ですが、百英雄伝とは。

 

幻想水滸伝の話からしたいところですが、長くなるので簡単に。幻想水滸伝は、コナミから1995年から2006年にナンバリングが5作、そのあとに2作の外伝的な作品が発売されたRPGです。中国の水滸伝のイメージで、108人の仲間を作って戦おうというのが共通のコンセプトです。108人は、戦士から宿屋のお姉さん、わんこまでと様々。戦う相手は大体は敵国とか、独裁政権とか、乗っ取り政権とか。

108人+αで、とにかくたくさんのキャラクターが出てくるのが特徴です。

国内外でかなりの人気がありましたが、5作目以降が発表されず、当時のスタッフも散り散りに…でお蔵入り。ファンは泣きました。今でも泣いてる。

 

そしたらなんと2020年夏!幻想水滸伝のスタッフが再結集して、新たなRPGを作るそうじゃないですか!

その名も百英雄伝!

英雄が100人?キャラクターがたくさんいそう!これは幻想水滸伝の再来か?!

と、クラウドファンディングKickstarterには460万ドルもの資金が集まったそうな。4億円…。今の円安レートなら5億円くらいか…。やばいな。

 

百英雄伝Risingってどんなゲーム?

百英雄伝Risingは、百英雄伝本編の前日譚という扱いになっています。本編はコマンドバトルですが、Risingは横スクロールアクション。サクナヒメみたいな感じです。

スカベンジャー(トレジャーハンター)の主人公が、最高の宝を探しにとある貧弱な田舎町にやってくるところから始まります。遺跡を探索しようとしているうちにいろいろなトラブルに巻き込まれ(自分から突っ込んでいき)、町の秘密を知って大切な宝を……というのがおおまかなストーリーです。

バッカーサイトで700円、定価でも1600円くらいの小規模なゲームです。現在はダウンロード版のみですが、2023年1月にパッケージ版の発売が予定されています。予約特典もあると聞いて…パッケージ版を待てばよかった…。

 

プラットフォームはSwitch、PS4、PS5、STEAM。ツマはPS5のダウンロード版を購入しました。

 

百英雄伝Risingをプレイした感想!

  • CJが見てて楽しい

何よりもこれ。元気な女の子が主人公のゲームは良い。ひねくれたところがなくて、素直で単純でまっすぐなところに好感が持てました。

  • キャラクターが魅力的

さすが幻水の血を引く百英雄伝。メインキャラクターの3人はもちろん、NPCからモブキャラまでみんな個性豊か。メインの3人の会話もおもしろいです。クエストが発生していないときには話しかけられないのが残念ですが、1600円なのでしかたないですね。

  • ストーリーがちゃんとまとまる

あくまでも前日譚なので完全に終結、というよりは本編に続く…という感じですが、Rising単体でも充分まとまってます。本編に興味がなくても、もはやレトロゲーの幻水を知らなくてもちゃんと楽しめます。さくっと遊べてさくっと終われるゲームがやりたいな~くらいの軽い気持ちでOKです。

ツマはRisingのおかげで本編に興味を持てたので、遊んでよかったです。←クラファン支援したわりに興味が薄い人

  • アクションは難しくない

有名どころの横スクロールだと天穂のサクナヒメがありますが、あれよりもっと簡単です。とりあえずレベルを上げて殴っていればどうにかなります。3人のキャラクターを切り替えながら戦います。操作が単純になるシンプルモードがあるので、アクションが苦手で迷っている人にもおすすめできます。

  • エスト形式なのでサクサク進められる

プレイ時間は15~20時間くらい。次にどこで何をすればいいのかがわかりやすいので、迷わない。同じ場所を何度も行き来するゲームなので、あんまり迷うと面倒になってきますが、それがない。ただし毎回クエストの演出が出るのはちょっとしつこかった。

  • 意外とボリュームがある

サブクエストは無視して進めることもできますが、全部クリアしようとすると意外とボリュームがあります。素材集めに行ったり、失せ物探しをしたり、お使いや伝言を頼まれたり。クエストクリアで経験値やお金が入るので、やっておいて損はありません。

  • 実績システム

プレステのトロフィーと同じ内容の実績システムがゲーム内にあるので、どのプラットフォームで遊んでも達成感があります。特にSwitchは本体側にそういうのがないですから…。

  • もっと情報を公開してほしい

今さらながら一応貼っておきますが、公式サイトはこちら。

rabbitandbearstudios.com

2022年10月現在、情報がなさすぎる…。RisingのRの字もないし。パッケージ版の発売日も決まったのだから、もうちょっと興味をそそったり買いたくなるような情報を公開してほしいです。クリア後だって、公式設定とかイラストを見てみたくなったりするじゃないですか。TGSに出たおかげでネットニュースには上がるようになったけれど、もうちょっとどうにか!どうにかー!

10月9日追記。公式ツイートの中で公式サイトを見つけました。

Home - Eiyuden Chronicles : Eiyuden Chronicles

でも検索かけても出てこないんですが。どういうことなんでしょう。

 

  • 値段が安い

いや、これ大事でしょ(笑) 上に書いたとおり全然情報がないので、知らないゲームをとりあえず始めてみるには買いやすいお値段。

【以下ネタバレありの雑記】

 

  • ガルーってカンガルーだからガルーなんだな。最初はコボルトかと思ったけど、よく見たら両足で跳んでた。悪役か何かだと思ったらとても良いお父さんだった。裏切るのかと思ったらそんなことなかった。良いやつだ。がんばって家族を呼び寄せようね。ポケットは青狸…。まあカンガルーならポケットは大事ですよね。
  • イーシャもかわいい&かっこいい。無愛想な守銭奴に見せかけて責任感の強い良い人だった。青い髪ってきれいだな~って思ってたらそこにネタがあったとは。言われてみれば、他に青い人っていませんでした。
  • CJも良いやつ。このゲーム、良いやつばっかりだ。途中からスタンプジャンキーと呼ばれ始め、確かにプレイしてる目的がスタンプになってました。本名はいかにもお宝感満載でとても良いと思います(笑)
  • シバ!あんたも良いやつだったんだね!頑固なだけの老害じゃなかった!…頑固ではある。イーシャに気を使っている描写もあったりして、あとでその意味を知ってうるっと来た。
  • イーシャのお父さんがやっぱり生きてなかったのはさすが幻水クオリティ…。みんながハッピーエンドにならないのはつらいけれど、リアルな感情が渦巻きました。しかしあのダンスは何なんだろう。乗り移ってた魔導士がずっと踊ってたの?
  • 紋章→魔導レンズ&ルーン、本拠地→町おこし、装備を鍛えたり人々とだんだん仲良くなったり。開発の村山さんは、こういうゲームが好きなんだなあとよくわかる作品。幻水にあまり縛られずに作ってほしいと思ってたけど、そもそもこれが村山さんならもう何も言うまい。
  • 1周目じゃトロコンできなかった。2周目必須か。