つもっとキャット

ツマとオットとキャットのあれこれ

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この2週間の猫事情

こんにちは。ツマとオットとキャットのブログ、つもっとキャットです。

この2週間ほど、音沙汰もなく何をしていたかと言いますと…

猫の通院と看病に追われていましたorz

 

事の発端はちょうど2週間前の夜。4月19日。

りんりんのくしゃみが多いなーとなんとなく気にかけていたら、寝る前になって、くしゃみと同時に鼻血を吹きました。

猫の鼻血なんて見たことがなくて、頭によぎったのは「出血・腫瘍・白血病」。そのあとは普通のくしゃみだけでしたが、とにかく回数が多くて。寝るときにもいつもは布団に上がってこないのに、この日に限ってツマにくっついて寝ようとしていました。明らかに行動がおかしいです(布団をかぶる前に布団に乗られてしまったので、とても寒かったけれど我慢してそのまま寝た…)。

 

4月20日。翌朝すぐ、仕事をほっぽらかして(いつもありがとうございますw)病院に行ってきました。元々結膜炎になりやすい子なので、まずは目薬から。鼻血自体は一度だけで収まればそれで良いとのことでした。

午後だけ仕事に行って、帰ってきたら行方不明に(笑)自分でダンボール箱をこじ開けて隠れていました。その日は飲まず食わず。

 

4月21日。朝になったら、家中に鼻血の痕跡が!!!

白い床なのですぐに気づけるのは良いのですが、恐怖です。もう一度病院に行って、今度は抗生剤などの注射をしました。体重は5.22kg。帰ってからは少し落ち着いて、窓の外を見たり、触るとしっぽがゆらゆらしたりしました。水は飲んでいたけれど、ごはんは食べず。寝床でふみふみはしていますが、ごきげんのふみふみではなくて不安を落ち着かせるふみふみだと思います。この日も一緒に寝ました。

リンパ腫でごはんが食べられなくなったきょんきょんが唯一自分で食べていた銀のスプーンのジュレタイプを出してみましたが、ちょっと悩んだだけで口にはしませんでした。代わりに梅子が食べました。

きょんきょんには、まだりんを連れて行くには早すぎるからもうちょっと待ってとお願いしました。お花をいっぱい買ってあげるから。

この時点で、長期休暇か退職を視野に入れ始めました。きょんきょんのときにはできなかったこと、りんりんには絶対してあげるんだと決めています。

ところで、珊瑚もくしゃみをしているような…。りんりんの腫瘍の恐怖しかなかったけれど、これはもしや猫風邪?

 

4月22日。鼻血が減りました。注射が効いたかな。

でもごはんを食べなくなって3日目なので、無理にでも食わせるべくオットに買い物の指令を出しました。お目当てはデビフの流動食と、スタミノール。自分で食べなくなった猫に、そのうち食べるかも…なんていう期待が無駄なのは、きょんきょんのときによーく学びました。痩せて体力がさらに落ちるまえに先手必勝で食わせます。

 

スタミノールは実際に喜んで食べる子を見たことがないのですが、カロリーの確保には便利です。

 

しかし、近隣…というか近隣以上のところまで足を伸ばしても、デビフが見つかりません。犬用のならあったそうなんですが…。しかたがないのでスタミノールとメルミルを買ってきてもらいました。デビフはAmazonで。メルミル、おいしくないみたいできょんきょんが吹き飛ばしてたんだよなあ。食べるかなあ。

 

この日は少し家の中をうろうろして、猫ウォークに上がったりもしていました。自分で動いているなら無理強いはすまいと見ていたら、カリカリと黒缶もちょっとだけ自分で食べました。良かった!!!あまり毛繕いをしていないので、ブラシをしました。普段は嫌いなブラシですが、今日は少しだけしっぽがゆらゆら。

ストーブをしっかり焚いて家を温めていたら、暑すぎたのかこんなところで寝ていました。

それから、やはり珊瑚もくしゃみが止まらなくなっているので、オットが病院へ連れて行きました。これはやっぱり猫風邪なのか…!りんのが移った…?

夜、珊瑚がいないなーと思ったら、りんりんが寝床の奥に隠していました(笑)病気でもママはママだった。

 

4月23日。明け方にくしゃみが止まらなくなって、助けを求めるかのように布団に上がってきました。信頼されていてうれしいけれど、何もしてあげられなくてつらい。

気休めかもしれないけれど、冬が終わって片付ける直前だった加湿器をもう一度洗ってフル稼働させています。

夕方、カリカリに大好物のかつお節を乗せてみたら、おいしいところだけ食べました(笑)こういう現金なところを見ていると、まだこれからも一緒にいられそうと思えます。

この日はちゃんとしたごはんを食べていなくて、夜食の黒缶も口をつけなかったので、ついに強制的に食わせました。指につけて口に突っ込む。ついでにスタミノールも少量追加しました。昨日カリカリを食べられていたので、流動食よりも半固形食のほうが良いかと思いましたが…うーん、やっぱり黒缶だとやりづらいな。りんはこういうのを絶対拒否すると思ったら、意外とおとなしく食わされていました。

そして…梅子がくしゃみをしている。やはりこれは猫風邪…。

 

4月24日。鼻血はなし。とりあえず良かった。でも鼻水はつらそう。

ちょっと買い物に出て、総合栄養食のちゅーるを買ってきました。おいしいはずですが…りんりんはちゅーる=薬入りと思っている節があるので食べませんでした。冷えないように寝床に湯たんぽを入れてみたけれど、お気に召さなかったよう。

 

ちゅーるは指で口に入れたら、1本食べきることができました。途中でもふもふの中にちゅーるを落として大惨事に。

りんりんに任せているとかつお節しか食べないので、この日から指給餌を増やしました。朝、夕方、夜、寝る前の4回。本当は昼にもあげたいけれど…。

この日の夜と寝る前はメルミル+スタミノール。りんりんの普段の食事量を考えても、一度に半袋を食べるので精一杯です。メルミルは便利ですが、りんりんは咀嚼も嚥下もできるので、もうちょっと粘度が高いごはんのほうがいいなあ。

梅子はくしゃみを連発中。かわいそうですが、珊瑚と梅子に移ったおかげで、猫風邪が確定しました。腫瘍じゃなくて良かった。

 

4月25日。夜中にうろうろしていると、鼻息がモンスターみたいで(笑)

なでたらひさしぶりに頭が吸い付きました。おなかに食べ物が入ったおかげで少し調子が良さそうです。

もうちょっと粘度の高そうなごはんを…とモンプチのテリーヌ仕立てを試しました。が、意外とぽろぽろするので指で食わせるのは無理でした。梅子とハチワレーズが完食。君たちがテリーヌを好きだったなんて知らなかったよ。

 

珊瑚はだいぶくしゃみが良くなりました。

湯たんぽは嫌がるので、寝床の前にストーブを置きました。自分で動けるので、暑くなったら出ていくでしょう。

ごはんは今日もメルミル。手にめっちゃにおいがつきます。。。口の周りについたごはんは、自分できれいに舐めとっているのであえてそのままにしています。一口でも多く食べてほしい。

本日の摂取カロリーは85kcal。りんが少食なのを考慮しても、通常なら1日200kcalくらい必要です。全然足りない。エナジー500という高カロリーのパウダーを見つけたので、注文しました。初めて使います。どんな感じだろ。

 

体重は5.0kg。やはり少し減ってしまいました。

梅子は人がくしゃみをすると全速力で逃げるのに、自分のくしゃみもおっさんのようにでかい。ごはんは食べているので様子見しています。食欲のなさそうな顔をして寝込んでいるのに、黒缶やモンプチを開けると飛んできて、なんだかんだで結構な量を食べます。梅子が食べなくなったら異常事態だよね、とよく話すのですが、異常事態でも食べている(笑)趣味:食べること、がこんな風に役に立つとは。この子はきっと食べられなくなるギリギリまで食べ続けるんだろうなあ。

そういえば海凜君はひとりでとっても元気です。みんなが寝込んでいるのでつまらなそうにしています。

 

4月26日。鼻がズビズビしているのに、わざわざ冷え冷えの出窓で寝ていました。

朝はちゅーるとスタミノール。少し調子が良さそうだったので、夕方はカリカリにかつお節。でもくしゃみでかつお節を吹き飛ばしてしまってがっかり…。

エナジー500が届いたので、さっそくデビフの流動食と混ぜてみました。毎日が精一杯で写真を撮らなかったのが悔やまれますが、結論としては非常に良い組み合わせでした。

キッチンスケールがあまり正確でないのでアバウトですが、エナジー500 5g+流動食 13~15g(10mLくらい)の比率で混ぜると、りんりんにちょうど良い感じの少し固めのペースト食になりました。これで1食35kcal。この日は3食作ってスタミノールなども追加したので、1日で143kcalになりました。

においはお肉系ではなくミルク系です。甘党な庚子が興味津々でした。作るのが難しくないので、朝忙しいときでも用意できます。流動食を多めにすれば、もっと液体に近い形態で作れます。

りんりんにとってはおいしくもなんともないでしょうけど、それほど嫌がらずに食べられました。希望が見えてきました。あと、手がくさくなりません。

 

4月27日。自力でごはんを食べていないのは鼻水のせいな気がして、病院へ。

家→職場→家→病院と、ほぼ同じ道を2往復するのがなかなかきついですが、このために日頃から夕方には帰れるようなシフトにしているので本望です。しかしきつい。

病院では鼻水の注射をされました。それから、脱水気味だったので補液も。背脂がありますね~と言われました。意外とぷにぷにだったらしい。

病院疲れでたくさんは食べられなかったので、今日は87kcal。体重は4.93kg。減っているけれど、予想よりは減ってない。

夜、寝床にもダンボール箱にもいないので探していたら、開けていた風呂場からのっそりと出てくるのを発見しました。レアエンカウントモンスターか。うずくまっているだけではないので、そこはちょっと安心。

 

4月28日。朝、洗面所まで迎えに来てくれました!

そして朝ごはんでベタベタの口ですりすりされました(笑)ちょっと元気になったかな。

夕方の流動食を嫌がったので、代わりにカリカリにかつお節を乗せてみたら、カリカリも少しだけ食べました。良い子!自分で毛繕いもして、顔つきが良くなってきました。

夜は流動食にして、本日は87kcal+自分で食べた分。薬が効いたようです。

そして…これまでひとりで元気だった海凜君が、ついに感染して寝込みました…。

 

4月29日。自力で食べそうなので、寝床の近くにカリカリを置いておいたら減っていました。だれが食べたかはわかりませんが…。昼頃にりんが少し食べているのは目撃しました。

海凜君は布団に埋まっています。布団で寝込むタイプでした。

 

4月30日。自分で出てきて食べました。一安心!!

海凜君の食欲がないので、まったく食べなかったら流動食…のはずが、うねうね動いてさっぱり固定できなかったので諦めました。ウェットフードやちゅーるを頻回に出すようにしたらモリモリ食べています。現金すぎる。

 

飛んで、5月2日。

だいぶ調子の戻ってきたりんりんですが、最後の最後におめめが腫れ上がってしまったので、連休に入る前に病院へ。まだ鼻水も出ているので、注射と目薬。

体重は4.99kg。無事に元に戻れそうです。

海凜君も布団から出てきました。

 

とまあこんな感じで、腫瘍じゃなくて良かったけれど猫風邪クラスターが発生したお話でした。

この猫風邪、どこから来たんでしょうね。庚子から移ったと考えるのが有力ですが、いまさら???という感じもします。でもみんなで一斉にかかったから、これまでキャリアがいなかったんだろうなあ。悪いことをしました。今後また出てくる可能性があるので、まずは家が冷えないように気をつけます。

一番庚子と接触していないりんりんが真っ先に発症したのは、きっと年齢と白血病のせいでしょう。重症化…というか発症時点でやや重症だったので冷や冷やしましたが、なんとか回復してくれて良かったです。

一度は退職も考えたくらいに別れの覚悟もしましたが、そんなんじゃなくて本当に良かったです。

このブログを書いている今日は全員かなり良くなっていて、ほとんど日常生活が戻ってきました。りんりんはパソコンの前でのんびり。

ほかの子たちは軽症で済みました。ワクチンのおかげかも。唯一治療をした珊瑚は真っ先に良くなりました。珊瑚が元気になったころにはもう海凜君が寝込んでいたので、やはりつまらなそうにしていました。

猫って、病気の猫に取って代わってナンバーワンになってしまおうみたいな野望はないんですかね。梅子なんてりんがいなかったらすぐに下剋上をするだろうと思っていたのに、まったくそんなそぶりはありませんでした。梅子もりんの数日後には寝込んでいたわけですが。

みんなが寝込んでいる間、庚子は空気を読んだのか、それなりにおとなしくしていました。庚子もおりこうさん。今では梅子に追いかけられたり、珊瑚を追いかけたりして遊んでいます。

 

最後に、便利グッズを紹介します。

ウェットフードを出すときは、暑い日以外は湯煎や電子レンジで温めていますが、冬にこんなものをゲットしていました。

 

中にウェットフードを入れておけば、食べ頃の39℃に温めてくれる優れものです。パウチでも缶でも何でも入れられます。

温まるのに数時間はかかるため、入れ忘れが多くてうまく活用できていなかったのですが、今回りんりんに流動食を出したり、食欲のない子にウェットフードを増やしたりするのには非常に役立ちました。

モンプチの缶、黒缶パウチ、総合栄養食のちゅーる、メルミルなど、次に食べさせそうなものを一通り放り込んでおけば、必要時にすぐに取り出せます。りんりんの様子を見てから何を出すかを決めていたので、どのごはんも準備ができているのは助かりました。とにかく短時間で済ませて頻度を増やすことを目標にしていましたし、温めるのに時間がかかっていると、動きが鈍くなっているとはいえ捕まらなくなってしまうので。

自力で食べられそうなときは黒缶かちゅーる、梅子や海凜君がげっそりしていたときはモンプチなど、その都度取り出して食べさせていました。

サイズはミニ、S、Lの3種類。余裕を持たせてSサイズにしていたのも功を奏しました。大体のものは入ります。

スイッチのオンオフがわかりにくいので、シールを貼って目立たせました。

 

猫が病気のときは、いかに素早く対処するかで予後が変わると思っているので、今回は比較的うまく対応できたと思います。それもこれもきょんきょんのおかげ。いなくなってからも、いつもみんなを助けてくれます。

とにかく、今後は再発しないように気をつけます。

 

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